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検査の種類と解説

当社で取り扱っている検査をわかりやすく解説します。
疾患の種類、症状、感染経路、治療法など、正確に把握することが治療と予防の第一歩です。

淋菌感染症

淋菌感染症とは?

淋菌感染症(淋病)は、淋菌(Neisseria gonorrhoeae)という細菌によって引き起こされる性感染症で、尿道、子宮頸部、直腸、のどの粘膜や、眼の前部を覆う膜(結膜と角膜)を侵します。
淋菌感染症は非常によくみられる感染症です。
淋菌感染症は、ほぼ全例が腟、口、または肛門の性的接触により感染します。コンドームを使用しない腟性交を1回行った場合、感染者の女性から男性に感染が起きる確率は約20%です。感染した男性から女性や、男性から男性への感染率はさらに高い可能性があります。
妊婦が感染している場合は、分娩中に胎児の眼に淋菌が感染して、 新生児結膜炎を引き起こすことがあります。

淋菌感染症の症状

通常、淋菌感染症では最初に感染した部位にのみ症状が出ます。少数の患者では、感染が血流に乗って体の他の部分、特に皮膚、関節、またはその両方に広がることがあります。

一部の男性(約25%)では症状がほとんどみられません。症状は感染後2~14日ほどして現れます。男性は尿道(尿が膀胱から体外に排出されるまでに通過する管)に軽い不快感を覚えます。
この不快感が出現してから数時間後には、排尿時に軽度から重度の痛みが起こるようになり、陰茎から黄緑色の膿が出て、尿意が頻繁に生じるようになります。
陰茎の先端の開口部が赤く腫れることがあります。細菌が精巣上体(左右の精巣の上にあるコイル状の管)まで広がって陰嚢が腫れ、触れると痛むことがあります。

一部の女性(約10~20%)では症状はないか、あったとしてもごくわずかです。このため、淋菌感染症は、通常のスクリーニング検査や、男性のパートナーが感染していると診断された後にようやく発見されることがあります。
症状は通常、感染後10日以上経ってから現れます。一部の女性では陰部にごく軽い違和感が生じ、腟から膿のような分泌物が出ます。
ただし、頻尿や排尿時の痛みなどのより重い症状がみられる女性もいます。これらの症状は尿道も感染している場合に生じます。
細菌が性器を通じて広がり、卵巣と子宮をつなぐ管(卵管)に感染するケースがよくみられます。こうした感染症は卵管炎と呼ばれ、強い下腹部痛が、特に性交時に生じます。
一部の女性では、感染が腹膜(腹腔の内側を覆う膜)に広がり、腹膜炎や 骨盤内炎症性疾患を引き起こして、下腹部に強い痛みが生じることがあります。
骨盤内炎症性疾患を患っている女性では、 不妊症や危険な内出血を引き起こしうる 異所性(子宮外)妊娠のリスクが高まります。
感染したパートナーとオーラルセックスを行うと、のどに淋菌感染症が起こることがあります(淋菌性咽頭炎)。この場合、通常は無症状ですが、のどの痛みがみられることもあります。

淋菌感染症の治療

抗菌薬での治療を行います。

自宅でできる淋菌感染症の検査